職業人生は偶然で形作られている?

職業・仕事

自分の職業人生を振り返った時、「あの上司との出会いがあったから、自分の職業人生がいい方向に向かった」「あの時あんなトラブルさえなければ、昇進できていたはずなのに」といくつかの偶然起こったできごとや出会い、予期せぬハプニングなどが思い浮かぶのではないでしょうか。

キャリアの8割は偶然からできている

成功をおさめているビジネスパーソンを調査した結果、8割が「その成功は偶然」と答えたとされています。

成功者に「成功の秘訣」を聞いてみると「いやー私はたまたま運が良かったんですよー」「私の力ではなく、たまたま支援していただける方がいただけです」と答えられているのもよく耳にします。

運がいい人と悪い人

成功者は「偶然」いい出会いがあったから人生うまくいっている。だけど自分は「たまたま」予期せぬハプニングに見舞われたせいで思い描いていた人生がうまくいかなくなった。成功者は「たまたま」運が良かっただけで失敗者は「運悪く」タイミングを逃したに過ぎない。

実は人生の岐路はこんな「偶然の捉え方」に左右されているのかもしれません。

偶然を具体的な例をあげてみます。
■Aさんの場合:
希望した業界の選考に全て落ち、自分の希望業界ではない会社になんとなく入社したが、今まで知らなかった自分に適している仕事に巡り合い、スキルUPして出世した。
■Bさんの場合:
若いころ運悪く嫌な上司にあたってしまったが、自分が上司の立場になった今、部下には自分と同じ目にあって欲しくないと、部下の気持ちがわかる上司になり、みんなからとても慕われている。
■Cさんの場合:
親の介護のため会社を泣く泣く退職したが、介護のやりがいを見つけ介護施設に転職した。
■Dさんの場合:
パワハラが原因でメンタル不全となり会社を退職したが、ハラスメントを撲滅したいという気持ちが芽生え、研修会社のハラスメントとメンタルヘルスの研修講師として活躍している。

起こった偶然の意味を考えてみる

いかがでしょう?過去の偶然は捉え方によって幸にも不幸にもなるのではないでしょうか。そして未来の偶然をプラスに捉えていくこともできそうです。

そうだ、これからは幸せな偶然に巡り合おう!

アメリカのスタンフォード大学教授・クルンボルツ博士が提唱した「プランド・ハップンスタンス・セオリー(計画された偶然理論)」によると

【好奇心】 何にでも好奇心を持ち行動すると、いい偶然に巡り合う
【持続】  はじめたことは、自分が納得いくまでやってみる
【柔軟性】 自分のこだわりや偏見にとらわれす、とりあえずやってみる
【楽観性】 うまくいかなくても落ち込むことなく、前向きになる
【冒険心】 変化を怖がらず、わくわくした気持ちで取り組む

を心がけるといい偶然を手に入れることができる、と定義しています。

要約すると「アメリカの博士のことはよく知らないが、うまくいくいかないか別にしていい偶然をしばらく意識してみようかな。うまくいかなかったとしても別に自分が損することなんか何もないし。もし偶然を意識した結果本当に幸せな偶然が起こったら面白そうだな。あれ?このサイトを見ていること自体がそもそも偶然?」こんな感じではないでしょうか笑

まとめ

今日このサイトを見つけていただいたあなたとの偶然の出会いに、私も感謝の気持ちでいっぱいです!私自身もこれから起こる偶然に感謝し、偶然をプラスに捉えることができる職業人でありたいと思います。

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